絵本作家
子ども時代、寝る前に母親に絵本を読んでもらった記憶はありませんか?大切な親子のふれあい、優しい時間……。そんな暖かな本を作ることが、絵本作家の仕事です。少子化がさけばれる現代、子どもの情操教育を重視する両親が増えたために、絵本の分野は意外としっかりとした市場があります。また、昨今では子どもだけに限らず、大人向けの絵本も登場しています。絵本は長く売れ続けることが多く、「アンパンマンシリーズ」のようにアニメ化される可能性もありえるので、一度ヒットすれば大きな収入も望むことができるでしょう。しかし、作品が日の目を見ない場合は、絵本作家だけを職業として生活していくことは、なかなか厳しいようです。
では、絵本はどのようにできるのでしょうか。成功のカギを握るのは、なんといっても題材と視点。絵本のよしあしは、何をどんな視点で描くかによって決まるといっても過言ではありません。そして、題材と視点が決まると、次に話の構成を考えます。子供たちが早く次のページを読みたくなるような、魅力的なお話を作りだし、下書きに移ります。どのような色使いで、どのような絵を書くか、どこに文を入れるか……、これらの詳細をひとつひとつ決めていきます。最後に絵と文を清書すれば、絵本はできあがり。絵本は絵と文を別の人が作るということもありますが、一人の絵本作家がすべてを創作することも多いようです。
絵本作家になるためには、学歴や特別な資格を必要としません。一般的なのは、出版社に自分の作品を直接に持ちこみ、認めてもらう方法です。また、絵本作家には絶対的な登竜門となるような賞はありませんが、企業が主催するアマチュア向けコンテストなどに入賞することも、一つのきっかけとなります。いずれにせよ、出版社に認められるような感性・才能・視点などがなければ、絵本作家になることは難しいといえます。まずは、身の回りのできごと・自然などをよく観察し、自分なりの感性・視点で表現することからはじめましょう。