出版関係のあんな仕事、こんな仕事。

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漫画家


日本のマンガは、MANGAとして世界各国でも親しまれています。子ども向きのマンガばかりだった欧米に比べて、大人も楽しめるストーリーマンガが特に人気。また、マンガには少年マンガ・少女マンガ・青年マンガ・成年マンガなどさまざまなジャンルがあります。マンガ家はデスクワークであるため、キャラクター作り、ストーリー作り、下描き・ペン入れ・仕上げと、絵を描く作業のすべてを作者ひとりがこなすことも多いようですが、作画作業になると、アシスタントに頼んで背景やトーン作業を手伝ってもらう場合もあります。現在ではデジタル化も進んでおり、ほとんどの作業をパソコンでこなす人もいますし、トーン貼りだけでもパソコンを利用する人が増えてきています。

漫画家になるためには、マンガ雑誌で募集している新人賞を受賞するのが近道です。マンガ家のアシスタントをして経験を積んだり、出版社に持ち込んで編集者が担当についたとしても、そのあと新人賞をとってデビューという形をとるのが一般的。しかし最近では、コミックマーケットで発表した同人作品を見て声をかける編集者もいますし、ゲーム誌にマンガが載ってなしくずしにデビューということもあります。マンガ専門学校やマンガコースのある養成機関で学ぶ方法もありますが、それがデビューにつながるかは本人の能力しだい。とにかく作品を描き続けることが大前提です。

マンガ家の収入は、原稿料と印税から成り立っています。原稿料は出版社によりけりで、1ページが3千〜1万円くらい。相場は人気によって上がりますが、上限は大体10万円といわれており、一度上がると下がることはありません。また、印税は単行本の定価の5〜10%程度がもらえます。部数が100万部を超すようなヒット作を生み出すと、アニメ化やグッズ販売されてキャラクター使用料も入ってくるので、年収10億円以上という人もいる反面、連載が決まっても人気がなければ打ち切りというシビアな世界です。人の二番煎じではない個性ある作品を送りだすためには、周囲の会話や行動を観察してキャラクターの肉づけをしたり、映画や舞台を見てカット割りや演出を勉強したりと、普段の努力が大切となります。マルチメディアといわれ、大きな経済効果を期待されているマンガ家。しかし、実際は締め切りに追われて徹夜も多く、その生活は不規則になりがち。ともすると精神的に追い詰められることも少なくありません。それでもマンガにたいする情熱を持ち続けることこそ、マンガ家を続ける原動力となるのではないでしょうか。

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