小説家 あなたの夢を切り開く 出版 印刷の仕事
小説家
映画や演劇、音楽と同様に、人間の社会が生みだした貴重な文化表現である小説。それを生みだす小説家は、図書館や書店が大好きな文学少年や少女にとって、一生に一度は憧れる夢の職業です。自分の頭のなかにある物語を形にして、その書籍を多くの人々から読んでもらえる仕事は、自己表現を志向する人にとってはたまりませんね。
画家や音楽家など、ほかの芸術系の職業とおなじく、小説家を名乗ることに資格や条件などは存在しません。ただし、社会的に小説家としての職業を認めてもらうとなると、話は別。自分の作品の文学賞への入賞や書籍の刊行、出版社との契約などが存在して、はじめて堂々と小説家を名乗れると考えましょう。純文学や推理小説、SF小説に時代小説など、小説には数多くのジャンルがありますが、文学賞と書籍刊行というプロセスに区別はありません。もっとも、ライトノベルやボーイズラブ小説、官能小説など、比較的新規参入しやすい分野というものは存在しているので、小説家志望者はリサーチしてみることをおすすめします。また、文学賞は数多く存在しているため、ローカルな賞や規模の小さい賞をコンスタントにねらってゆくなど、作品を戦略的に応募してゆくのもよいでしょう。
小説家になるために、必要な学歴というものはありません。ライター学校や大学の文学部で学ぶ人もいますが、おもしろい作品が書けるかということとは別の問題です。小説家に重要なことは、なによりも実力。すなわち、読者に「おもしろい」「もっと読みたい」と感じさせる内容を書けるかどうかが、すべてであるといえます。難しい言葉やとっぴな概念を文章に盛りこむだけでは不十分。創作のうえで注意すべき点です。
小説がヒットしてベストセラーになれば、多額の印税収入のほか、映画化やドラマ化などによる版権収入も期待できます。しかし、そうはなかなか順調にいかないのがこの世間。認められて出版にこぎつけるまでは、まさにイバラの道です。また、昭和の無頼派作家のように、ペン一本で極貧生活を送りながら作品を書きつづけるスタイルも、現代人にはおすすめできません。小説家になりたい人は、他の職業につきながら、こつこつと新人賞に応募してゆく方法がよいのではないでしょうか。
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